12月24日、今年1月に発足した「チャリティーサンタ宮崎支部」が「サンタ活動」を行う。
「チャリティーサンタ」は、クリスマスイブの夜にサンタクロースに扮(ふん)したボランティアが、子どものいる家庭にプレゼントを届ける「サンタ活動」を行う全国組織のNPO法人。活動は2008年から東京で始まった。「サンタ活動」では家庭から預かったチャリティー金で、困窮世帯や震災被災地の支援も行う。
宮崎支部は、小林市出身の嶋田大吉さんが2016年に熊本復興プロジェクトで同活動に参加したのをきっかけに、生まれ育った宮崎県でも活動がしたいと今年1月、立ち上げにこぎ着けた。嶋田さんは「活動は1人からのスタートだった。大学生を巻き込んでいくことでメンバーが増え、現在ではボランティアを含め約100人が活動している。子どもたちの夢を守っていくために、協力して準備を進めていきたい」と話す。
今年は24日のクリスマスイブに「サンタ活動」を実施。サンタ役のほかに、移動を担当するトナカイ役、サポート役などの運営メンバーが参加する。宮崎支部では、当日に向け「サンタになれる講習会」を計4回行った。「サンタ言葉」や子どもたちへの接し方を習得したほか、サンタと子ども役に分かれて実技演習も行った。
嶋田さんは「子どもたちにとって、今年のクリスマスがすてきな思い出になればうれしい。チャリティーサンタを経験した子どもたちが、サンタのような温かい心を持った大人になり、活動を次世代に受け継いでいってくれたら」と話す。