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宮崎「ジェラテリア72」が閉店 「日本のおいしい」を未来へ届ける活動へ

「どんな時も生産者の思いを大切に、2人で話し合いながら同店を営んできた」という平賀翔大さん、亜希子さん夫婦

「どんな時も生産者の思いを大切に、2人で話し合いながら同店を営んできた」という平賀翔大さん、亜希子さん夫婦

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 約4年半前に開業した手作りジェラート専門店「Gelateria72(ジェラテリア72)」(宮崎市老松1、TEL 0985-72-3155)が2月28日で閉店する。

川南町のアリマン乳業の低温殺菌牛乳を使用して作るジェラート

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 同店は、宮城県から移住した平賀翔大さん・亜希子さん夫婦が営んできた。店名の「Gelateria」はイタリア語で「ジェラート屋」を指し、数字の「72」は「ナツ=夏」という意味。「夏の太陽の光のように明るく、お客さまを照らせるような温かい店にしたい」との思いから名付けたという。

 平賀さん夫婦は「素材の味を大切にし、出来たてのジェラートを」と毎朝手作りしたものを提供してきた。使う素材も2人で選び、「おいしさの決め手となる牛乳は、川南町のアリマン乳業の低温殺菌牛乳を使うほか、地元産をはじめ全国で思いを持って大切に生産されている所の季節のフルーツや野菜を使ってきた」と2人は話す。

 閉店は、1月11日に同店の公式インスタグラムで発表。亜希子さんに健康上の問題が発覚し、これ以上営業を続けていくことが困難になったという。「続けていくという選択肢はなく、これからどうしていくのか2人で何時間、何十時間と話し合いを重ねてきた。皆さんとつながれるこの場所がなくなることが怖く、この議題から目を背けた時期もあった。しかし、今は次の挑戦にわくわくしている」と亜希子さん。「この店は、ここを継いでくれる人が憩いの場として、生産者とお客さまをつないでもらいたい」とも。

 2人の今後の目標は、「日本のおいしいを未来へ届けるためのプラットフォームを作ること」。「この店を立ち上げてから、多くの生産者と出会った。これからは、この4年間で培った縁を大切に、生産者と飲食店経営者をつなぐプラットフォームを作っていきたい。飲食店は良い食材を求め、生産者は販路拡大を目指している。その両者をつなぎ、日本で生まれたおいしいものを未来につなげていきたい」と話す。「見た目が悪くB級品などとされる農作物も、価値あるものとして評価されるようにしていきたい」とも。実現に向け、今月23日からはクラウドファンディングで協力を呼びかける。

 営業時間は11時~18時。日曜~水曜定休。

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