
ワインバー「Petite Palette(プチパレット)」(宮崎市橘通西2)が移転オープンして、8月17日で2カ月がたった。
店主の高橋伸典(高ははしごだか)さんは宮崎出身。30歳目前でワーキングホリデーに行き、カナダのビストロで1年間働いた。帰国後は複数の飲食店での勤務を経て、カナダで働いていた店への憧れから、宮崎で同店を開業。今回の移転については「一緒に働きたいと思う仲間ができたことや、理想的な物件に出合ったことがきっかけ」と話す。
前店舗は1人でも店を回せる2畳ほどの面積だったが、今回はカウンター5席、3人がけテーブル2卓を設置する広さのある店に移転。店内の机や椅子には宮崎県産木材を使っている。「照明にもこだわり、夜になるとカウンターやテーブルの上を温かく照らし、心地良く自分たちの空間に集中できるよう目指した」と高橋さん。
「カナダの店では毎月演奏会が行われており、日本でもワインと一緒に音楽やアートも楽しめるような人が集まる空間を作りたかった」という。バージニアビーチ広場(上野町)で年4回行われる「青空フェス」も主催しており、まちおこしやアーティストの応援ができる場を目指しているという。高橋さん自身も絵を描くことが好きで、1日1枚のペースで絵を描き、インスタグラムに投稿している。
「一番人気」だというメニューは「セミドライトマトのケークサレ」(800円)。ほか、「よっとん一口カツレツ」「山椒(さんしょう)キーマカレー」(以上1,200円)、「都萬(とまん)牛とナスのトマトソース」(1,600円)などを用意。食材はなるべく宮崎県産のものを使う。
高橋さんは「若い世代にもっとワインの魅力を伝えたい」とも話す。
営業時間は17時30分~翌1時。