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高鍋にパン・スイーツの専門店「りあん」 自家栽培米使う

農家を営みながら開業した店長の永友寛枝さん

農家を営みながら開業した店長の永友寛枝さん

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 生米パンと生米スイーツの専門店「りあん」(高鍋町南高鍋)がオープンして、8月21日で1カ月がたつ。

生米で作った「お米レモンパウンドケーキ」と「お米ケールムース」

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 店長の永友寛枝さんは農業を営んでおり、米やキュウリなどを栽培している。「いろいろな仕事を経験してきたが、祖父母がしていた農業をしたいと思い7年前に就農した。農業を夢がある仕事にしたいと思い、さまざまな6次産業化を試みている中で、生の米で作っているパンやスイーツに出合った」と話す。

 販売している生米パンや生米スイーツは、米を水に浸して柔らかくした後にミキサーで粉砕し、手ごねで成形していく。「小麦粉や米粉との違いは、品種ごとに違う風味を楽しめ、焼き上がりが『フワッ、モチッ』という食感がある点」と永友さん。

 パンは7種類を用意。永友さんの「お勧め」は「生米ケールあんぱん」(300円)。「長谷川だんご」(北高鍋)の特製あんと、自家栽培のケールを加工したケールパウダーを使っている。スイーツには「お米レモンパウンドケーキ」(1,000円)や「お米ケールムース」(150円)などをそろえる。永友さんは「自分たちで種をまき、大事に育てた米で作っているので、ぜひ食べてみてほしい」と話す。

 今後は米から作るパン教室や、田植えなど農業の体験会も開催予定。「農業の楽しさを多くの人に広めていきたい」と永友さん。

 営業時間は11時~15時。休業日はインスタグラムで知らせる。

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