
宿泊施設「山すそ雫の宿『稲穂~inaho~』」(高原町蒲牟田、TEL 080-2488-6640)が6月2日に開業する。それに先立ち、お披露目会が5月22日に開かれた。
地域商社「奥霧島地域商社ツナガルたかはる」(西麓)が、地域の空き家を改修した同施設。同社社長の温谷禎康さんは「人口減少や、それに伴う空き家の増加という町の2つの課題に対し、交流人口や関係人口の増加につなげていけるよう、この宿を拠点に展開していきたい」と話す。
同施設は高千穂峰を目の前にした場所に位置する。建物は2LDKの木造平屋で、セルフチェックイン・スマートロック方式。シングルベッド3台や布団3枚を用意する洋室2部屋、冷凍・冷蔵庫のある料理のできるフルキッチン、浴室などを備える。
お披露目会には約30人が訪れ同施設を内覧したほか、地域の食材を使った軽食が振る舞われた。温谷さんは「地域の人たちとアイデアを出しながら、近隣施設と連携した地域イベントを開くほか、田畑を利用しての農家体験プログラムなどを構築していきたい」と意気込む。「高原町には温泉施設が4つある。各温泉施設のパンフレットを置くなど、町内の観光スポットともうまく連携していきたい」とも。
宿泊料金は1万5,000円~(時期により変動する)。最大6人まで宿泊可能(3人以上は別途1人5,000円~)。予約は「airbnb」で受け付ける。