
曽山養豚(高原町)が4月25日、自社の豚を加工した商品を販売する直売店「ソヤマポーク直売店」(高原町)をオープンした。
1993(平成5)年にこれまでの葉タバコと養豚の複合経営から、養豚繁殖専門の個人農家に経営を転換。2021年に生産から販売・加工までを一貫して行う「6次産業化」へ取り組み始めた後、2024年10月に法人化。「豚肉に対する代表的なイメージである『脂の重さや、肉の臭み』のイメージを変える」という思いの下、家族経営で「上品なヘルシーポークの追求」に取り組む。
店頭では、毎月約30頭しか生産されず、「脂が溶け出す温度が人の体温と同じ」という特徴を持つ同社のオリジナル品種「ソヤマポーク」を加工した「生ハム」をはじめ、「肩ロース」(100グラム290円)、「バラ」(同270円)、「ヒレ」(同480円)など、さまざまな部位の精肉、骨付きハム、燻製(くんせい)ローストハム(250グラム620円)、サイコロステーキ(200グラム350円)を用意する。4部位をセットにした「しゃぶしゃぶ食べ比べセット」(1,000円)も販売する。
取締役で販売責任者を務める曽山廣樹さんは、今後の目標として、「一人でも多くの人の豚に対するイメージを変えるため、月1回、期間限定などのコラボをやっていく」と話す。「温泉宿でしゃぶしゃぶとして提供するのも理想」とも。
営業時間は10時30分~18時。月曜・日曜定休。