
宮崎市フェニックス自然動物園(宮崎市潮路)で5月5日、イベント「マンドリルクイズ&ヒナタの初節句」が開催された。
母親のエルサとヒナタ(写真提供=宮崎市フェニックス自然動物園)
マンドリルは霊長類オナガザル科で、アフリカのナイジェリア・カメルーン・ガボンなどの森林に生息する。同園で昨年生まれた9カ月の雄の愛称「ヒナタ」は元気に飼育場内を駆け回り、お祝い用に用意したソラマメなどの野菜を受け取り頬張る姿が見られた。
当日は、中学生以下入園無料。多くの来園者が飼育員の解説を聞き、クイズに挑戦するなどして共に初節句を祝った。竹田正人園長による「マンドリルとクモザルのショートガイド」では「マンドリルは野生でも数千頭しかいないといわれる。国内では70頭ほどで、野生同様の群れを作るため一昨年、3頭を他の動物園から借りた」と話す。
飼育担当の高橋健太(高ははしごだか)さんは「初めての出産のエルサ(ヒナタの母親)は、やんちゃな性格で、うまく子育てができるか心配したが立派に取り組んでいる。雌のディディを含む4頭で仲良く過ごしているので温かく見守ってほしい」とも。
5月11日には、母の日イベント「マンドリル特別ガイド」を予定。エルサの子育ての労をねぎらい、その奮闘ぶりについての解説を予定する。
開園時間は9時~17時。水曜休園。入場料は、大人=840円、中学生=420円、小学生=310円、小学生未満無料。