
宮崎市で3月29日、ファッションブランド「CLOUDY」によるイベント「宮崎から繋(つな)がるガーナ」が開催される。会場は「若草HUTTE & co-ba MIYAZAKI」(橘通東3)。
CLOUDYは、「買い物を通して誰かを応援する」をコンセプトに、アフリカの教育・雇用・健康の課題解決に取り組むブランド。これまでガーナで学校を建設し、現地の子どもたちに給食を提供するなどの支援活動を行っており、現在も現地での学校給食の自給自足ができるスキームづくりを目指している。
CLOUDYを運営するDOYA(東京都港区)社長の銅冶勇人さんは「3年ほど前、ガーナと似た温暖な気候で農業が盛んな宮崎を訪問し、宮崎の農家や農業関係者らから農業のノウハウを学ぶ機会を得た。行政の方をはじめ、宮崎の人々が私たちの取り組みに大きく共感してくださり、現在も共にプロジェクトを進めている」と話す。
当日は「宮崎とサステナブルな未来」をテーマに、銅冶さん、プロジェクトに賛同している元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗さん、渡邊酒造場(宮崎市)の渡邊幸一朗さんによるトークセッションを実施。アフリカの現状と日本の農業の可能性、サステナブルな社会の実現について語り合う。
「いつか宮崎でCLOUDYのイベントを開きたかった」と銅冶さん。きっかけとなったのは、同ブランドが昨年、宮崎にNPOを設立したことで「宮崎の農家の方々と共に、日本とアフリカの食の課題を考え、持続可能な仕組みを作る。それを実現する第一歩として、このイベントを開催することにした」と話す。
当日はCLOUDYのポップアップストアもオープンし、ブランドのアイテムを手に取ることができる。交流会ではCLOUDY特製の米おにぎりセットも提供する。
銅冶さんは「ラグビーが好きな人、お酒が好きな人、アフリカに興味がある人、ファッションが好きな人、どんな理由でも構わない。気軽な気持ちで足を運んでほしい」と呼びかける。
開催時間は、トークセッション=17時~18時、ポップアップストア=16時~17時、18時~20時、交流会=18時~20時。参加無料。トークセッションと交流会の参加申し込みは3月27日10時まで。申し込みはCLOUDY公式サイトで受け付ける。