
商い体験イベント「アオハル商店街」が3月23日、南宮崎駅前ビルアーケード(宮崎市大淀4)で開催される。主催は「OYAKO CITY(オヤコーシティ)」(大淀)。
オヤコーシティは「親子が関わる仮想のまちづくり」をテーマに、南宮崎駅前ビルアーケードで学生以下を対象とした小商いマルシェなどのイベントを開催してきた。同イベントは、「一日限定の中高生による商店街」を掲げ、10代に商い体験を提供する。
主体となって運営するのは、オヤコーシティのインターシップ生として活動する、宮崎大学の学生である一丸萌夏さんと荒巻揺月さん。2人は「イベントを通して、血縁に縛られない疑似兄弟のような関係が生まれ、子どもたちにとって新たな刺激となれば」と話す。
当日は、参加者が自ら製作した商品を来場者に販売する。2人は「製作から販売までの過程を通じて、社会の仕組みや金の価値を学び、将来の一歩を踏み出すきっかけとなれば」と話す。南宮崎駅は通勤や通学で利用する人が多いものの、ビルのアーケードまでは足を運ぶ人が少ないという。南宮崎駅前ビルアーケードの認知やにぎわい創出も目指す。
2人は「中高生は失敗や周りの目を気にする傾向が強くなる時期。それでも挑戦しようとしてくれた参加者に良い機会を提供できれば」と意気込む。「大人にも街に関心を持ち続けていてほしい。街で活動する子どもたちへの支援をためらわず、大切に見守ってもらえたら」とも。
開催時間は11時~17時。