
日南市を舞台とした1カ月間の大学生地域留学プログラム「ヤッチャの学校」の入学式が2月18日、油津商店街の交流拠点「油津yotten」(日南市岩崎3)で開催された。主催は、日南のローカルウェブメディア「ヤッチャ!」を運営するヤッチャ(岩崎3)。
同プログラムは、「地域を通して、人と自分と向き合う1カ月」をコンセプトに2020年にスタート。今回で10期目となる。同プログラムの責任者である杉本恭佑さんは、ここまで続けきた原動力について、「学生全員が違う。毎回異なる個性を持った学生が集まり、それぞれ違う学びを得ていくのが面白い」と話す。これまで、関東地方の学生を中心に全国各地から41人の学生が参加。10期目を迎える今回は、東北地方や徳島県、愛知県の5人の学生がプログラムに取り組む。新たな取り組みとして、卒業生が現在取り組んでいることや伝えたいことを10期生に話す「OB・OG研修」も予定。
入学式は、パートナー企業やスポンサー、同プログラムに興味がある人々を含め約25人が参加。学生の自己紹介や「ヤッチャの学校」に参加しようと思った理由、自分の「偏愛」を話す時間も設けた。
杉本さんは「参加者には、いろいろな人に出会ってほしい。地域のことを知るだけでなく、さまざまな人の生き方に触れる機会になれば」と話す。「人との出会いを通じて、新たな価値観や可能性を感じ取ってほしい。これまでの経験を踏まえ、自分自身の考え方に新たな視点を持てるような時間になれば」とも。
開催期間は2月17日~3月17日。期間中はオリエンテーションや現地パートナーとの活動、目的地設定ワーク、宿泊研修、卒業発表に取り組む。2月25日~27日の3日間は、大学生のための短期地域留学プログラム「ヤッチャの修学旅行」も行う。