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宮崎の「いちごポタジェ」、自社農園でコショウを栽培・販売 独自の肥料で

コショウの栽培やパッケージを制作した同法人スタッフ。ハウス内でバナナとコショウを栽培

コショウの栽培やパッケージを制作した同法人スタッフ。ハウス内でバナナとコショウを栽培

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 「いちごポタジェ」(宮崎市大淀4)は有機肥料で栽培したコショウ「meguri pepper(メグリペッパー)」の販売を12月15日から開始した。

ラグジュアリー感のあるパッケージに仕上げた「meguri pepper」

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 同社はイチゴやライチ、バナナ、マンゴー、カカオを生産している。コショウの原産はインドで、インドネシアやマレーシア、ベトナムなど熱帯地域が主な産地。同社の田口沙緒理社長は「国内での生産量は約1%もない。バナナを生産しているハウスの空いているスペースで栽培できないかと、試行錯誤してきた。昨年秋に実がなりこれまで試作試食を重ね、今回の販売に至った」と話す。

 メグリペッパーは「香りが強くうまみが濃い」のが特徴。ガラス瓶に詰めるなど、ラグジュアリー感のあるパッケージに仕上げた。肥料は市内の飲食店「そばや哲心」や「一心鮨」などが提供したかつお節のだし殻や昆布のだし殻に、米ぬかなどを加え作っている。価格は690円。

 栽培の責任者である若松宏年農場長は「だし殻のほか、竹を発酵させた肥料や米ぬかなど宮崎に昔からある資源を活用した」と話す。「無事に実ってうれしい。宮崎の気候は栽培に適しているため、今後、栽培を増やしていきたい」とも。

 宮交シティの営業時間は10時~20時。宮交シティ1階「みやざきサンクスマーケット」で販売する。

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