軽食店「あっちそっちこっち宮崎本店」(宮崎市跡江、TEL 070-8793-3323)がオープンして、12月5日で2カ月がたった。経営は、マンゴーをはじめとした農作物の生産などを手がける「MAGRI」(祇園)。
飲食業界で10年のキャリアを持つ店長の白石壮晟さんは同社の八田京子社長と出会い、同店で働くことに。「農業をしている当社に何ができるかを模索した結果、自分たちで育てた米や野菜を提供する店を思い立った。商店が少ない跡江で地域に貢献したい」と白石さん。店名には「川のあっち側」という地理的な意味合いのほか、「いつも心の中にいるあの人」という思いも込めたという。店内には座敷12席を用意。テイクアウトにも対応する。
看板メニューは、世界各地の塩で作る「塩むすび」(250円)、「ひき肉コロッケ」(120円)、「あそこのカレー」(980円)など。白石さんは「塩も国によって風味はそれぞれ。ぜひ食べ比べてほしい」と話す。店内では、買い付けてきた国内外のさまざまな商品や自家農園で採れた野菜も販売する。
近隣のゴルフ場利用客や通勤前の客に向けて早朝から営業する。白石さんは「おいしいものや心ときめくメニューを通して、楽しいことは倍に、苦しいことは半分にできる、そんな存在でありたい」と意気込む。「跡江はもちろん、宮崎を盛り上げていきたい」とも。
営業時間は7時30分~15時。月曜・火曜定休。