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新富町で親子食堂 毎週木曜開催、地域支援と「共育」の場目指す

会長を務める屋宜直美さん

会長を務める屋宜直美さん

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 ひとり親寡婦支援団体「新富町ひまわり会」(TEL 080-3944-3630)が今月、同団体の事務所(新富町富田)で親子食堂を始めた。

施設内の風景

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 2023年から同団体の会長を務める屋宜直美さんは児湯内の役場に勤務する傍ら、アロマクラフト認定講師やサルサダンス特定認定講師としても活動。開催の経緯について、「2023年8月から『新富町総合交流センターきらり』で月に1度、『ママたちのお助け食堂』を開いていた。より多くの機会を設け、多くの家庭を支援したいとの思いから、空き店舗を改修し会場と食事の作り手を確保。ようやく毎週の開催にこぎ着けた」と話す。

 毎週木曜17時から開く食堂では、寡婦たちが手作り料理を振る舞う。ひとり親家庭専用の親子食堂としてスタートし、地域に根差した支援と自立を促す当事者コミュニティーを目指すという。

 施設内には、新富町在住の画家・陽月瞳さんによる壁画を飾り、温かみのある空間を演出。「単なる食事提供の場にとどまらず昔ながらのご近所付き合いを再現し、共に育てる『共育』の場にしたい」と屋宜さんは意気込む。

 同会では食堂以外にも2カ月に1度、交流イベントを開き、参加者同士の絆を深める場を提供している。屋宜さんは「初めて顔を合わせるメンバーでもすぐに打ち解け、笑顔と活気に満ちあふれる空間が広がっている」と話す。

 参加費は、ひまわり会会員=無料、非会員=大人200円、子ども無料。

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