サッカーJ3リーグのテゲバジャーロ宮崎が10月3日、宮交シティ(宮崎市大淀4)3階にチームの拠点となるクラブハウスを開設した。
機能性を考えデザインした広々としたロッカールーム(写真提供=TEGEVAJARO MIYAZAKI)
同施設内にはロッカールームやメディカルルーム、ミーティングルーム、フリースペース、オフィスなどを整備。ロッカールームには個人のロッカーや大型モニターを、メディカルルームには酸素カプセルや微弱電流治療器などもそろえる。フリースペースでは選手がくつろげるようにするほか、昼食・夕食を提供し選手が飲食できるような空間デザインに仕上げた。
テゲバジャーロ宮崎の宮本功社長はセレッソ大阪での選手経験を経て、同チームの事業や育成、プロフットボールクラブ事業の基盤整備に貢献してきた。これまでの経験を生かし、宮本社長自らデザイナーと打ち合わせを重ね、デザイン性や機能性を充実させたクラブハウスを完成させた。
これまでスタジアム以外に拠点を持たず、選手たちは着替えを車の中などで済ませていたというテゲバジャーロ宮崎。同社の石原実会長は「これからはこの場所を拠点に練習場へ行き、練習後は帰って来て着替え、メディカルケアや食事、トレーニングができる」と話す。「今後ますます、宮崎を盛り上げていけるチームになれたら」と話す。
宮本社長は「選手が自慢できる環境を整えてあげたかった。拠点ができたことでコンディションをこれまで以上に整えられ、より力を発揮できるようになれれば」と期待を込める。「県民との接点を増やし、ファン層を拡大していきたい。今後は選手も参加する体育祭なども予定している」とも。