宮崎出身のダンサー黒木裕太さんが主催するパフォーマンスライブ「黒木裕太&植川縁 Improvisation Performance」が8月28日、「ハート・リスニングホール宮田町四街区」(宮崎市宮田町4)で開催される。
ライブチラシ。申し込み方法も記載している(写真提供=黒木裕太さん)
今年5月オランダで、ダンスとサックスでコラボレーションした黒木さんとサックス奏者の植川さん。今回、植川さんが一時帰国するタイミングに合わせて宮崎で再共演を果たす。ゲストには宮崎市を中心に日本各地で活動するトロンボーン奏者の川野智博さんと、オカリナ&タングドラム奏者の香川直美さんらも登場する。
椎葉村の栂尾神楽(つがおかぐら)を代々継承する家系に生まれたという黒木さん。上京後は即興集団「ApicupiA」に参加するほか、東京大学でコンドルズ主宰の近藤良平さんの授業アシスタントを3年間務めた。近年は、椎葉村や高千穂町で行われた宮崎県立芸術劇場主催プロジェクト「の、まど」で地域の人たちと作品創作をするほか、インドネシアやオランダでのパフォーマンス、老若男女やさまざまな障害を持つ人たちが交わるワークショップを実施する。
植川さんはゲント音楽院現代音楽上級修士課程を修了後、クラシック・現代音楽の演奏活動と並行し、即興演奏家としてワークショップやライブ出演などを行っている。
同ライブは3部構成。第1部では黒木さんと植川さんの即興パフォーマンスを披露。第2部ではゲストと黒木さん、植川さんによるセッション。第3部では会場の人も交えた即興ダンス&ミュージックタイムを行う。
黒木さんは「初共演のゲストも交え、即興で繰り広げられるその場でしか味わえないごちゃ混ぜの雰囲気を楽しんでもらえたら」と話す。「東京だけでなく、海外でも椎葉や高千穂など自分のルーツでも活動してきた。それぞれをつないでいくのが、これからの自分の役割の一つだと思っている」とも。
19時開演。料金は2,000円(未就学児無料)。全席自由席。