「しげながきのこ綾観光農園」(綾町南俣、TEL 0985-77-3488)が現在、今年の冬から栽培を始めたブドウの収穫を行っている。
ぶどうの豆乳ココナッツパンナコッタ(写真提供=しげながきのこ)
ぶなしめじ・綾ひめたけ・ひらたけなどを生産する同農園。高齢を理由に8棟あるブドウ園を半分に縮小しようとしていた、多品種のブドウを栽培する川越保昌さん夫婦から2棟を引き継いだという。同農園の重永和樹さんは「廃業するのはもったいないと思い、元々ワイン用品種で甘みの強いブラックオリンピアを引き継いだ」と話す。「毎日同じ工程を繰り返し行うキノコ栽培とは異なり、害虫を手作業で取る必要や、作業の時期やタイミングなどに気を使うことが求められる」とも。
和樹さんの妻・葵さんは「社員や、小学生や保育園児の子どもたちも作業を手伝ってくれている」と話す。
ブドウはECサイト・イベントのほか、8月中は「道の駅 高岡ビタミン館」(高岡町)、「JA宮崎中央 わちどんが村 式部の里」(国富町)で時価で販売している。
ほか、同社のブドウを使ったスイーツも各店で販売。「Sweets Shop Nicoco Peche(スイーツショップ ニココペッシュ)」が「ぶどう大福」(700円)、「BAKE WOOD(ベイクウッド)」(以上宮崎市)が「ブドウスカッシュ」(842円)、「Monreve(モンレーブ)」(都城市)が「ぶどうの豆乳ココナッツパンナコッタ」(380円)を用意している。ジェラート専門店「ALOCCA(アロッカ)」(綾町南俣)は、ジェラートで商品化する予定。