カクテルバー「Tie&Loose(タイアンドルース)」(宮崎市中央通、TEL 0985-40-2358)がオープンして、6月23日で2カ月がたった。
世界大会で優勝したお屠蘇を使ったマティーニ「OTOSO Martini」
「カジュアルで明るく誰もが入りやすい空間で、本格的なカクテルを楽しんでもらうこと」をコンセプトにする同店。店主はバーテンダー歴14年の緒方唯さん。2022年にオーストラリアで開催された「WORLD CLASS COCKTAIL FESTIVAL AND BARTENDER OF THE YEAR GLOBAL FINALS 2022」に日本代表として出場し、「タンカレー10-ARTISANS’TWIST」部門で優勝した実績を持つ。今回、「自分の力を試したい」と独立開業した。
「屋号には特別な思い入れがある」という緒方さん。「Tie」は緒方さんがいつも着けているちょうネクタイを指す。「母親の手作りで私にとって大切なお守り。スタッフ用にも数十種類あり、毎日その日の気分で選んで付けている」と話す。「『Tie』には結ぶという意味もある。人と人、カクテルと人、素材と素材を結ぶ場所になれればという思いを込めている」とも。「loose」には「ネクタイを緩めて、ゆっくり安らげる空間でありたい」という思いを込めた。
メニューには、世界大会で優勝した、屠蘇(とそ)を使ったマティーニ「OTOSO Martini」(2,000円)や、テキーラをベースにコーヒの苦みとシトラスが香るロングカクテル「フリオカフェトニック」、ハイボールのアレンジカクテル「グリーンハイボール」(以上1,600円)などを用意。「宮崎の素晴らしい素材を使って最高のカクテルを作っていきたい」と緒方さん。
今後は国内外で活躍しているバーテンダーをゲストに招いた、ゲストバーテンダーなどのイベントも考えているという。緒方さんは「当店から宮崎の食材を世界へ発信していきたい。幅広い世代の人にとって、来るだけで楽しくなれる場所にしていけたら」と話す。「日本には世界大会を目指しているバーテンダーがたくさんいる。その人たちの目標となる人でありたい」とも。
営業時間は19時~翌1時。日曜定休。