スパイスカレーやおやつを提供する「PB cafe bar&studio」(宮崎市橘通東3)が宮崎市内にオープンして、4月20日で3カ月がたった。
コンセプトは「自分たちが安心して食べられるもの」かつ「後世につないでいきたいと思えるもの」。2020年に東京から移住してきたという松本快平さん・なつこさん夫婦が営む。快平さんは「食べることと生きることはつながっている」と話す。「宮崎には素晴らしい自然栽培農家がたくさんいる。そうした食材やオーガニックな食べ物を街に届ける役目を担っていきたい」とも。屋号の「PB」は植物を意味する「PLANT」、基地を意味する「BASE」の頭文字を取った。
同店では、昔ながらの伝統的な調味料や自然塩、自家製の発酵調味料をはじめ、圧搾法で搾った菜種油やごま油、EXバージンオリーブオイルを使う。基本的に自然栽培の穀物や野菜、果物で作るスパイスカレーや、おやつなどを提供する。スパイスカレーは週替わりで、1種盛り(1,050円)から合いがけの3種盛り(1,550円)を選べる。定期的に新富町の薪窯パンの販売や、みそづくりワークショップなどのイベントも開催。同店3階には、ヨガ教室やライブなども開催できるスペースを設けている。
オープンから3カ月がたち、快平さんは「私たちが自然栽培の農作物を食べることで、自然栽培農家の応援になり、きれいな大地を取り戻す手助けになると思う。当店を拠点に宮崎に食の大切さを伝えていきたい」と話す。今後は子どものためのワークショップの開催も予定。「ゆくゆくは子ども食堂の開催など、子どもが集まる場所にもしていきたい」となつこさん。
営業時間は11時30分~17時。