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都城で「あつまっど!みやこんじょ あたいどんが祭り」 民俗芸能テーマに

参加アーティストとリサーチメンバーの集合写真

参加アーティストとリサーチメンバーの集合写真

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 「あつまっど! みやこんじょ あたいどんが祭り」が3月24日、都城市総合文化ホール(都城市北原町、TEL 0986-23-7140)で開催される。

ダンス・パフォーマンス的グループ「モモンガ・コンプレックス」主宰で、演出家・ダンサーの白神ももこさん(写真提供=宮崎県立芸術劇場)

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 宮崎県立芸術劇場と都城市総合文化ホールが共同で企画した、「みやこんじょ知る、深める、創ってみる! わたしたちのお祭り」から生まれた同祭り。現在、都城には56団体の民俗芸能の保存会が活動している。多様な民俗芸能の魅力を調査するため、昨年7月から市内外の高校生から70代までの12人のリサーチメンバーが月2回集まり、民俗芸能の鑑賞や調査、ワークショップを行ってきた。全体構成・演出を担当する白神ももこさんなど、3人のアーティストも参加している。

 白神さんは「都城では民俗芸能祭が毎年行われ、民俗芸能について知ってはいるものの、仕事や生活習慣の変化などにより、個人として参加が難しかったり、身近に感じにくかったりする現状がある。そこで、地域の暮らしや歴史に深く結びついた民俗芸能の良さを自分たちで改めて知り、深め、起源についても想像しながら、参加者みんなで新しい祭りを作ってみようと企画がスタートした」と話す。

 当日は都城総合文化ホールロビーで、これまで行ってきた民俗芸能の調査やワークショップなどの経緯をまとめた展示やお面作りのワークショップを実施する。祭り会場では、アーティストとリサーチメンバーが共同で考案した総踊りの披露や、都城の民俗芸能から採取したリズムや音に合わせてオリジナルの唄を作る「聞いてみやん! あたいどんが話」などのプログラムを用意。ほかにも、民俗芸能の歴史や楽しみ方などについて、識者や民俗芸能関係者とリサーチメンバーが語り合う「テツ子の部屋」や、高城町穂満坊地区に伝わる「穂満坊(ほまんぼう)三月十日踊り」の実演なども行う。

 白神さんは「今日初めて会ったばかりのあらゆる世代の人同士でも楽しめる超参加型の祭りにしたいと思っているので、前のめりで参加してほしい。コロナ禍で人と人との出会いが制限されてきた中でみんなが集まり、この街で生きていると感じられるきっかけにもなれば」と意気込む。

 開催時間は13時~16時30分。お面作りのワークショップは13時~14時。参加券は500円、未就学児無料。申し込みは、メディキット県民文化センターチケットセンター、都城市総合文化ホールチケットカウンター、同両施設のウェブサイトで受け付ける。

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