歌人が滞在した地域を歌集に見立て、実際に旅をしながら歌を詠んだ場所を巡る短歌スタンプラリー事業「星野真里と、旅する短歌」が現在、開催されている。主催はアーツカウンシルみやざき(宮崎市宮田町)。3回目を迎える今年は、俳優の星野真里さんをゲスト歌人に迎える。
星野真里と、旅する短歌のチラシ(写真提供=アーツカウンシルみやざき)
神戸三宮フェリー・ターミナルから宮崎カーフェリーに乗船し、宮崎市内を旅して高原町の狭野神社に向かう。参加者はスマートフォンを使い、設置場所にあるQRコードを読み取る。スタンプを獲得すると、画像と共に短歌を楽しむことができる。
場所は、神戸の「Little Tree Café」「KIITO ホール」「神戸三宮フェリー・ターミナル」、「宮崎カーフェリー船内」、宮崎市の「一葉稲荷神社」「青島海岸」「青島神社」、宮崎市の繁華街「ニシタチ」、市内の「BAR 輝夜」「スナックおんぼろ」、高原町の「狭野神社」の計11カ所で、18首を用意。
5個以上のスタンプを獲得すると、星野さんにとって初となる限定歌集が当たる抽選に応募できる(スタンプ数に応じて歌集の当選率は上がる)。歌集の写真撮影は映画監督・映像ディレクターの佐々木誠さんが担当した。
アーツカウンシルみやざきのプログラムディレクター・山森達也さんは「星野さんは短歌が好きで、短歌県である宮崎からの仕事の依頼を喜び、初の宮崎旅を楽しんでくれた。神戸・宮崎・狭野神社を幅広い世代の参加者が訪れて楽しみながらチャレンジしてほしい」と話す。
3月17日まで。