佐土原町の定食カフェ「ひととき」（佐土原町上田島、TEL 0985-82-9507）が2月16日、リニューアルオープンした。

発酵あんこなどのデザート

　11月10日に弁当販売のみ始めていた同店。リニューアルを機にランチの提供を始めた。店主の谷口亜留奈さんは「元々カフェのオープンを目標に、改装資金を調達するため弁当店を開業していた」と話す。店内には、内装のコンクリート壁に合うビンテージ家具をそろえる。「内装を含め一部は自ら作って準備してきた」と谷口さん。

　提供するのは、ご飯・汁物・メインのおかず・副菜10種の「ひととき定食」（1,580円、ドリンク追加200円）。3月までは「ほうじ茶ごはん」、メインに「自家製コロッケ」、副菜に「昆布・かつお節をこうじで発酵させた」という「出汁（だし）麹の茶わん蒸し」、米こうじと納豆で作る「自家製納豆麹」など10種類をそろえる。

　デザート・ドリンク付きの「ひととき定食セット」（1,980円）では、デザートの「さつまいも麹バター」や、「10時間かけて作る」という砂糖不使用の「発酵あんこ」などが、店名入りのオリジナルの皿に並ぶ。

　谷口さんは「家族の病をきっかけにこうじを使う食事に興味を持った。今では手作りする調味料もある。健康に気づかいながら、おいしく楽しくガッツリ食べられる料理を用意する。ランチのおかずが入る弁当や単品の総菜も並行して販売していきたい」と話す。

　営業時間は12時～17時。15時までのランチタイムは完全予約制。