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「宮崎カカオ農園」がイベント クラフトチョコ食べ比べや農園見学会も

「カカオの生産・加工・販売を通して宮崎の地域振興に役立てたい」と話す大田原尊之さん

「カカオの生産・加工・販売を通して宮崎の地域振興に役立てたい」と話す大田原尊之さん

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 宮崎カカオ農園(宮崎市清武町今泉甲)が1月20日・21日、イベント「Cacao Harmony」を開催する。

13種のカカオを栽培する農園

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 「2021年に宮崎で食べたクラフトチョコレートのおいしさに感動したことが、農園を立ち上げるきっかけなった」と代表の大田原尊之さん。「自分でカカオの実の収穫から加工まで行い、世界一おいしいチョコレートを作りたいと思い、宮崎でカカオ栽培することを決めた」と話す。

 同園を立ち上げるまでに海外からさまざまな品種のカカオの果実を輸入し、種を取り出して試験的に自宅で栽培をしてきたという。2023年7月、「宮崎でもカカオを栽培できる」という手応えを感じ同園を立ち上げた。現在は13品種のカカオを育てている。「カカオ栽培には温度と水管理が重要。当園では重油ではなく、まきなどのバイオマス資源活用暖房機を使い、循環型農業を目指している」と大原田さん。

 今回のイベントテーマは「五感全てで楽しむカカオイベント」。20日は、宮崎市若草通りにある文化ストリート内の一角で県内と鹿児島のクラフトチョコレート店が集まり販売会を開催。21日は同園の見学会やクラフトチョコレートの食べ比べ、カカオの木々にキャンドルをともし、古代の音色を奏でながらカカオ豆で作るドリンク「ショコラトル」を提供する。

 大田原さんは「今回のイベントを通し、カカオ豆と砂糖の2つのみで表現するクラフトチョコレートのフレーバーの奥深さを知ってもらえたら」と話す。

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