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宮崎「鬼玉うどん」、「忠太郎茶屋」を事業継承 味もスタッフも変えず

名物の「ごぼう天うどん」

名物の「ごぼう天うどん」

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 宮崎の「鬼玉うどん」(宮崎市熊野、TEL 0985-72-3966)がオープンして、12月10日で1カ月がたつ。

お昼頃には売り切れる「宮崎名物レタス巻き」

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 10月20日に幕を下ろした創業45年の「忠太郎茶屋」を、遊木寛人さんが受け継ぐ形でオープンした同店。遊木さんは「幼い頃から忠太郎茶屋のうどんが大好きだった。この味をなくしたくなく、前店の経営者に依頼して引き継いだ」と話す。

 オープンに当たり、味もスタッフも旧店からそのまま継続。麺は毎朝その日の分を打ち、だしは前経営者が「厳選して使っていた」といういりこを使う。「香り高いスープと、麺の鮮度の良さが当店の売り」と遊木さん。

 旧店の名物だった「ごぼう天うどん」(490円)も変わらずそのまま。毎朝手作業で「独自の食感が出るように」切ったゴボウを使った天ぷらを揚げたてで提供する。これまでの利用客からも「引き継いでもらえてうれしい」「変わらない味が食べられてうれしい」などの声が寄せられているという。

 メニューは「ごぼう天うどん」のほか、「鬼玉うどん」(360円)、「えび天うどん」(800円)などを用意。毎朝個数限定で手作りする「いなり」(2個、220円)や「宮崎名物レタス巻き」(同、240円)なども人気で、毎日昼には売り切れるという。

 屋号の「鬼玉」には「当店の場所が青島への玄関口でもあることから、『鬼』は鬼の洗濯岩を連想し、『玉』は縁起物として来店客とのご縁や全てが丸く収まることを願う気持ちなどを込めている」と話す。

 オープンから1カ月がたち、遊木さんは「旧店の時のお客さまに変わらず来店し、店を愛していただけているのがうれしい。伝統を引き継ぎながらも、より良いものを提供できるように新しいものも取り入れていきたい」と話す。

 営業時間は7時45分~17時30分。火曜定休。

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