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日南に古民家の「カネトモカフェ」 閉店時間は定めず「ゆっくりくつろいで」

店名のロゴマークを持つ店主の角野さん

店名のロゴマークを持つ店主の角野さん

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 「カネトモカフェ」(日南市吉野方、TEL 0987-67-0195)が日南市内にオープンして、11月18日で2カ月がたった。

メイン料理の一つである「ドリア」

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 店主の角野朋代さんは大阪の調理専門学校を卒業後、20年以上料理の世界で経験を積んだ。角野さんは「昨年コロナに罹患(りかん)し、何もできず寝込んでいた際に子どもたちが家事をしてくれて、とても頼れる存在になっていることに気が付いた。私も両親の近くにいられたら力になれるのではないかと思った」と地元・日南出身へUターン。「今までの料理の経験を生かしたいとカフェのオープンを決意した」と話す。

 店舗の古民家は角野さんの父親が近所の人から譲り受けたもので、元々「カネトモ」という屋号が付いていたという。「私の名前も入っているので店名にピッタリだと思った」と角野さん。ロゴや看板は角野さんの父親が制作。店名のロゴマークに使っている矩(かね)は、商売を曲尺のように真っ直ぐ、実直にという意味や、「金」をかけて商売繁盛の意味も持つ。

 ランチメニューには、「オムハヤシライス」「鉄板ナポリタン」「ドリア」の3種から選べるメイン料理に前菜・デザート・ドリンクが付く「6種の小皿前菜ランチ」(1,600円)や、「洋風ローストビーフ丼ランチ」(1,700円)などを用意。デザートには、ブリュレやタルト、ケーキなどを提供する。角野さんは「『実家カフェ』をコンセプトに、多くの人が食べたいと思うようなものを考えメニューを考えた。前菜はキッシュやテリーヌなど、私がお客さんに食べてほしいと考えているものを提供している」と笑顔で話す。

 「お客さんには食べてからゆっくり店内でくつろぎながら話してもらいたいので、カフェの時間帯は夕方までとしていて閉店の時間をはっきりと決めていない。他店でランチをしてから当店のカフェを利用していただくのも大歓迎。特に子育て世代の忙しい方々にとって、甘いものを食べて笑顔になり、気持ちをリセットしてもらえる場所になれれば」と話す。「母と2人で切り盛りしているため、特にランチの時間帯は事前に予約・確認してくれるとうれしい」とも。

 営業時間は、ランチ=10時~14時、カフェ=14時~夕方ごろ。毎月10日~15日と水曜定休。

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