「茶臼原ひみつのサウナ」(西都市穂北)が西都にオープンし、8月23日で1カ月がたった。
一般社団法人「まちづくり西都KOKOKARA」の地域おこし協力隊として、今年4月からシティープロモーションなどを担当する、大阪出身の丸山敬貴さんがオープンした。「以前はISSやJAXAに携わる宇宙関係の仕事をしていた。子ども時代の夏休みなどを過ごした西都を盛り上げたいと移住を決意した」と丸山さん。今回「サウナスパ健康アドバイザー」の資格を取得し、祖父母宅の庭に同施設を開いた。
コンセプトは「みんなで作る秘密基地」。まきストーブを使うテントサウナを用意し、水樽(たる)風呂の水は井戸水を使用。静かな田園風景を眺めながら外気浴を楽しめる。料金は1人1,800円(2時間)、子ども用プールは複数人で利用でき、1つ500円で貸し出す。テント内で使う溶岩石やロウリュ用の白樺の枝は県外から取り寄せたものだが、サウナに敷くすのこなどの備品やチラシは市内の企業に依頼した。
敷地内には、以前牛を飼っていたという丸山さんの祖父母がそのまま残していた牛舎を活用し「ひみつの服屋」を建設。市内の山下住宅建設に依頼し、丸山さんもリノベーションに参加した。同店では「ひみつのサウナハット(白・黒)」(6,500円)、「Tシャツ(白地・赤ロゴ・青ロゴ)」(M~XL、4,500円)、「ショートパンツ(グリーン・コーラル)」(S~L、5,000円)を用意。
準備中のカフェでは、「丸山珈琲(コーヒー)カフェラテ」などをはじめとした全国各地のご当地缶コーヒーを取り寄せる。丸山さんは「プライベートな空間で、田舎を存分に楽しんでほしい」と話す。
営業は火曜・金曜・土曜・日曜の8時~16時。完全予約制。インスタグラムから予約可能。