雑貨店「TANZANIAN SHOP Kilimanjaro(キリマンジャロ)」(宮崎市千草町)がオープンして、6月15日で1カ月がたった。
タンザニア出身で店主の柚木崎レアさんが、娘でスタッフの真美さんと経営する。2008(平成20)年から宮崎駅構内に出店していたが一度閉店。タンザニア大統領夫人の来日時に直接現地の話を聞いたレアさんが、「タンザニアのことをもっと広めたい」と開店に至った。
店内では、レアさんが現地の芸術村の8人のアーティストたちに直接会いに行き仕入れたという、現代アート「ティンガティンガ」を展示・販売する。木工が盛んな土地柄で、交易の歴史を感じられるという「黒檀(コクタン)のキーホルダー」(2,500円)、一辺が5.8メートルあるプリント生地「キテンゲ」(7,000円~)、スワヒリ語のメッセージが書かれた生地「カンガ」(4,000円~)、マサイ族が身に着けるチェック柄の「マサイシュカ」(7,000円~)もそろえる。レアさんが布を使い作る「ポーチ」(2,000円)や「ティッシュカバー」(1,200円)などの小物類や、香りが良く、粉が細かく溶けやすいというインスタントコーヒー「カフェアフリカ」(瓶=1,100円、パック=1,000円)などの食品も用意する。
「タンザニアの代表的な3種類の布は綿100%なので、丈夫で長持ちする。文化を知ることができる場所として気軽に来店してほしい」と真美さん。レアさんも「タンザニアの見どころを知ってほしい。タンザニアの料理を教える活動もしていきたい」と話す。
営業時間は11時~18時。