キッチンカー「Bistrot Mont Porte(ビストロモンポルト)」(TEL 080-2055-8936)が稼働を始めて、6月9日で1カ月がたった。
料理の説明をする雄作さんとキッチンカー(美容室s'amuser出店時)
「日常に寄り添うフレンチ」をテーマに、フランスや東京で修業した店主でシェフの山戸雄作さんと、妻でマネジャーの実布由さんが経営する。車体はパリのカフェをイメージし、一目でフランス料理を提供する店と分かるよう、赤・青・白のフランス国旗のカラーで仕上げた。キッチンカーの棚は西都市で家具工房「YAMATO Wood Works」を営む雄作さんの弟が木材で製作。
料理はパン付きの「フレンチボックス」(1,200円)や「オードブル6種盛り」(800円)、単品の「小林産鹿肉のパテ」(500円)、「ラタトゥイユ」(300円)、「キャロットラペ」(200円)、デザートの「ミニパフェ」(400円)などを用意。「フレンチボックス」には300円追加で、「牛スジ肉の赤ワイン煮込み」「県産若鶏のトマト煮込み」などを付けることもできる。メニューは月単位で一部変更していく予定。実布由さんは「出産を機にノンアルコールの必要性を感じた」と、ドリンクはワイン以外にも「自家製シロップのレモネード」「ジンジャーエール」(以上400円)をそろえる。
雄作さんは「出張料理人として県産の食材を使い、宮崎らしさのあるフランスの郷土料理を提供したい。お客さまからの声を生かして一緒に店づくりしていきたい。ゆくゆくは妻の出身地である熊本にも出店できたら」と話す。
営業時間は11時~18時ごろ。出店先は週初めに店のインスタグラムで知らせる。キッチンカーはイベントへの出店だけではなく、ケータリングとしてパーティーなどへも出向く。