食べる 買う

「宮崎長友農園」がクレープ店 自社製造の低糖度ジャム使う

自社製造のフルーツジャムで作るクレープ

自社製造のフルーツジャムで作るクレープ

  • 7

  •  

 フルーツジャム専門店「宮崎長友農園」(宮崎市清武町船引、TEL 0985-85-1619)が自社製造の低糖度のジャムを使ったクレープ店をオープンして、5月20日で1カ月がたった。

低温真空調理法のジャムは旬のフルーツのおいしさを保つ同園の自信作

[広告]

 同園は1982(昭和57)年にスプラウト野菜の製造・加工・販売をする会社として創業。1998(平成10)年にはパッションフルーツやパパイヤ、バナナなどの果樹栽培をスタートし、2003(平成15)年からは同園の果樹を使ったジャムづくりに力を入れ、6次産業も手がけている。

 自らをジャムのソムリエ「ジャムリエ」と名乗る長友宣洋さんは10年以上にわたり「ジャムのおいしさを追求し続けてきた」という。「フルーツの最もおいしい状態を保ったジャムを作るために試行錯誤を続け、低温真空調理法という低糖度のジャム作りにたどり着いた」と話す。同園のジャムは、「フレッシュなフルーツの果実を食べているかのような食感と香り」が特徴で、県内外の店舗や道の駅、ホテル、高級飲食店でも採用されている。

 いくつものクレープ店を食べ歩き、1カ月かけて同園のジャムと相性の良いクレープ生地やクリームを開発した。生地は薄力粉、中力粉、強力粉を独自でブレンドし、砂糖はてんさい糖、卵はその日の朝産みたての卵を仕入れ、生クリームは植物性を使う。クレープは全8種類で、価格は500円。フルーツのトッピングを追加すると600円になる。季節によりクレープのラインアップは変わる。

 長友さんは「周辺は田んぼが広がる地域で、子どもたちが買い物をしたり、楽しんだりできる居場所を作りたかった。クレープは、あっさりとした甘さでジャムがぴったり合う、ジャム専門店にしか提供できないものになっている。子どもたちが買いやすいよう価格はワンコインにしているので気軽に足を運んでほしい」と話す。

 営業時間は13時~17時。日曜・月曜・火曜・水曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース