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「宮崎市フェニックス自然動物園」が季刊誌「NOHOHON」発行 動物の個性を発信

宮崎市フェニックス自然動物園施設課課長の青木大治さん(写真右)と、日高春奈さん

宮崎市フェニックス自然動物園施設課課長の青木大治さん(写真右)と、日高春奈さん

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 宮崎の動物園「宮崎市フェニックス自然動物園」(宮崎市塩路浜山、TEL 0985-39-1306)が、季刊誌「NOHOHON(のほほん)」の第1号となる春号を3月1日、発行した。

表紙「NOHOHON(のほほん)」。前から読んでも後ろから読んでも同じ逆さ言葉で遊び心も

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 「より動物について知ってもらいたい」という思いから、以前の季刊誌「どうぶつえんだより」からリニューアルを行った同誌。同園と植物園「フローランテ宮崎」(山崎町浜山)のイベント情報をはじめ、読者の疑問・質問に飼育員が答える「教えて!飼育員さん!」、飼育員による解説コーナー「君に胸キュン~知れば知るほど愛(いと)おしくなる動物たちの素顔」などのコーナーを設け、同園の動物の魅力を紹介する。「NOHOHON」という名前には「動物園、植物園の空間をのほほんとゆったりとした気持ちで過ごしてほしい」という願いが込められている。

 フラミンゴをはじめ、アジアゾウ、マサイキリンなど約100種、1200点の動物を23人の飼育員で世話している同園。春号の解説コーナーはアジアゾウの「みどり」、ロバの「カナ」と「トモ」が登場し、写真と解説はそれぞれの動物担当の飼育員が手がける。

 監修を務めた青木大治さんは「当園で飼育しているチンパンジー『キンちゃん』が雑巾がけをするという特技で全国的に話題を呼んだ。動物にも個性があることを知ってほしい。季刊誌ではそんな動物の情報発信をすることで皆さんに興味を持ってもらえたらうれしい」と話す。

 同園を訪れていた大学2年生の竹原愛理さんは「『NOHOHON』を見た後のほうが、目の前の動物により深く向き合える感じがする」と笑顔で話した。

 A5判カラー、20ページ。6万5000冊を製作。同園や「フローランテ宮崎」、公共施設、宿泊施設で無料配布するほか、宮崎市、都城市の幼稚園、小学校にも配布。同園のウェブサイトでも閲覧できる。

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