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宮崎市で佐土原町の黒にんにくメーカーがトークイベント ビーガン向け独自商品の開発秘話など語る

イベントに登壇したMOMIKIの籾木真一郎社長(左)と「ひむか-Biz」センター長の長友慎治さん

イベントに登壇したMOMIKIの籾木真一郎社長(左)と「ひむか-Biz」センター長の長友慎治さん

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 宮崎市の「若草HUTTE」(橘通東3、TEL 0985-41-5359)で7月27日、「ひむか-Bizプレ金イベント in 若草hutte『ブラックガーリックナイト』」が開催された。

MOMIKIが販売する黒にんにくを使ったビーガン向けの調味料

 「ひむか-Biz」(日向市)は、中小企業の新商品開発などをサポートする日向市の産業支援センター。2017年1月の開設以降、日向市内外から多くの相談者を受け付け、相談者の事業支援やPRに取り組んできた。

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 同センターでは毎月最終金曜を「ひむか-Bizの日」として、相談者をメインゲストに招くイベントを定期開催している。日向市外での開催は今回が初。

 今回は「ブラックガーリック」をテーマに、宮崎県産黒にんにく「くろまる」と関連商品を国内外に展開するMOMIKI(宮崎市佐土原町)の籾木真一郎社長がゲストに登壇し、トークイベントを開いた。平成1(1989)年に設立した同社は木工用刃物の研磨と販売を主な事業とし、電子部品の製造などに取り組んでいたが、新たな事業展開を模索する中で平成19(2007)年に黒にんにくの製造を開始。籾木さんは「事業を始めた当初は、県内での黒にんにくの知名度も低く、かつ初めての農業事業だったため、製造環境を整えるまでも苦労が絶えなかった」と、当時を振り返りながら話した。

 同社は平成26(2014)年に、安定した黒にんにく製造のための会社としてエムファームランドを設立。黒にんにくで液肥を作り、その液肥でにんにくを育てるといった循環農業などに取り組み、現在は国内だけでなく台湾や香港、シンガポールにも商品を輸出している。トークイベントでは、海外向けに開発したビーガン向け商品の開発背景などについても紹介された。

 籾木さんは「自社の強みを生かし、ターゲットを絞り、異業種とコラボレーションすることが、今後地方の中小企業が生き残る条件だと思う。今後も国内外の商品展開だけでなく、当社の黒にんにくの熟成技術を活かした新たな事業にもチャレンジしていきたい」と話した。

 籾木さんのプレゼンテーション後には、同社の黒にんにくを使ったオリジナルメニューの振る舞いや、黒にんにくや黒にんにく入りの調味料の販売も行われた。

 同センター長の長友慎治さんは「これまでプレ金イベントは毎回日向市で開催していたが、今後は市内の動きを外に積極的に発信していきたいと思い、今回初めて宮崎市で開いた。こうしたイベントが県内企業の連携につながればうれしい。次回のプレ金イベントも宮崎市で開催予定なので、興味がある人はぜひ足を運んでほしい」と話した。

 次回は8月31日、日向市の特産品の「へべす」をテーマにしたイベントを開催予定。