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綾の「香月ワインズ」が無農薬日向夏使ったワイン販売 農福連携で実現

(左から)「あやてらす」を説明する香月さんと松竹さん

(左から)「あやてらす」を説明する香月さんと松竹さん

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 ワイナリー「香月ワインズ」(綾町北俣、TEL 0985-40-1565)が12月8日~10日、新作の日向夏ワイン「あやてらす」の販売会を行う。

「あやてらす」(画像提供=香月ワインズ)

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 ナチュラルワインの製造・販売を手がける同社。「あやてらす」は、就労継続支援B型事業所「わーくすぽっと Aya」(同町)の施設利用者が栽培した無農薬の日向夏を原料に使う。同事業所を運営する松竹純一さんは日向夏の栽培を始めた経緯について、「形が不ぞろいのため一般流通しにくい日向夏の良さを引き出すことと、福祉事業の理念が根本で通じていると感じた」と話す。

 「香月ワインズ」の香月克公社長は、綾町が日向夏の一大産地であることもあり、日向夏を使ったワイン造りに興味を持っていたが、無農薬の日向夏の入手が困難であることなどから取り組めずにいたという。香月さんは「農薬を使用した日向夏は発酵がうまくいかないことが多いが、質の良い無農薬の日向夏だからこそ今回商品化することができた」と話す。

 香月さんによると、同商品は砂糖類を一切加えず、同町に自然に存在する酵母菌のみで発酵した。アルコール度数は6度で、フレッシュな日向夏の香りは残しつつ甘みはないドライな味わいに仕上げ、無ろ過のためコクとうまみが味わえるという。

 販売会開催時間は10時~15時。価格は1本=4,950円。12月15日からは「香月ワインズ」取扱店でも「あやてらす」を販売する。

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