総菜と文具の販売と、図書館活動を行う「樺山購買部」(三股町樺山)がオープンして1カ月がたった。
三股町社会福祉協議会に拠点を構え、地域共生社会の実現を目指す「コミュニティデザインラボ」の活動の一環としてオープンした。同協議会の吉田晴哉さんは「買い物だけでなく相互扶助の一面を持つコミュニティービジネスで、出会いの場の創出を目指している」と話す。
「令和レトロ」な雰囲気をイメージしているという店内には、三股町と隣接する都城市の計8店舗の総菜や弁当がそろう。文具コーナー「BUNGOO(ブングー)」では寄付された文房具を低価格で販売し、分類できないグッズなどは毎週木曜開催の「謎の市」で販売。本コーナー「convey books」は「みんなの私設図書館活動」として、寄付や委託の本を置き店内で読むことができる。今後、本の貸し出しも検討しているという。そのほか、店のロゴ入りの「オリジナルTシャツ」(2,200円)や「タオル」(400円)などを販売する。三股町の特産品や伝説をモチーフにした「消しゴムはんこ」(300円)の販売機も設置する。
オープン初日には式典が開かれ、関係者あいさつやテープカット、有志による「喜びの歌」「喜びの舞」が披露された。地域住民との交流などを目的にした個人発案のコミュニティー活動「サイクリングカフェ」のコーヒーの振る舞いも行われた。
営業時間は11時~18時30分。日曜・祝日定休。