宮崎の「デイリーマーム」(宮崎市花ケ島町)が、同社のごぼうチップス「ゴボチ」の発売記念日に合わせ、11月11日を「ゴボチの日」として日本記念日協会に登録した。
今年で発売11周年を迎えた同商品。宮崎県は2019年の生産量で全国4位を誇るゴボウの産地で、ゴボウを使って何か加工品を作れないかと企画し、同商品が誕生した。開発当初の同社は弁当店で、毎朝弁当を作った後に「ゴボチ」を製造しており、反響が大きかったことから全国でも販売している。
10月20日には物産館「新宿みやざき館KONNE」(東京都渋谷区)で記念日登録証授与式が行われた。同社専務取締役の和田剛さんは「日本記念日協会によると、語呂合わせが良いということから11月11日は1年で2番目に記念日が多い日だという。発売11年目と『1』が並ぶ今年に制定されてうれしい」と話す。
コロナ禍で流れてしまっていた企画も徐々に復活しているという。現在は、宮崎ブーゲンビリア空港(宮崎市赤江)に特設ブースを展開。ほかにも、同社が運営している複合施設「ママンマルシェTAKANABE」(高鍋町)でも好評という「ゴボチおむすび」を南九州ファミリーマート限定で発売(138円)したり、フジテレビCS放送のゲームバラエティー番組「ゲームセンターCX」とのコラボ商品「ゲームセンターCX × ゴボチ」(900円)をウェブ上で販売したりしている。
和田さんは「記念日が制定されたことで年に1度お祭りができるようになった。『ゴボチ』の誕生日を大切にしながら、今後も全国にPRしていきたい」と意気込む。