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宮崎に「注文の多い料理店」 要望に合わせてメニューにない料理提供

「できる限りお客さまからいっぱい注文を頂きたいという思いで店名を決めた」と話す、店主の宮川章彦さん

「できる限りお客さまからいっぱい注文を頂きたいという思いで店名を決めた」と話す、店主の宮川章彦さん

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 宮崎市内に創作料理店「注文の多い料理店」(宮崎市中央通り2、TEL 080-6403-5559)がオープンして2カ月がたった。

「カレー鍋」

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 通常メニューに加えて、客のリクエストに応じた料理を提供する同店。料理人歴約27年の店主・宮川章彦さんは「メニューなど店の形態でお客さまを選びたくなかったため、和洋中どのような料理でも提供できるよう、さまざまな店で修業した。幅広い世代に対応するため、老人ホームで働いたこともある」と話す。店内は、カウンター席5席、4人がけ4席の計21席。

 通常メニューには「妻地鶏のたたき」(1,200円)や「蒸し鶏と白野菜のバンバンジー」(800円)など和洋中のメニューを用意。和食店での経験を生かした旬の素材を使う「本日の一品」には、長谷川水産の津本光弘さんが考案した魚の処理方法「津本式」の熟成魚を使った「熟成白寿真鯛(まだい)の薄造り」(1,000円)などをそろえる。鍋メニューで好評だったという、店主自らスパイスを調合した「カレー鍋」(1人前3,500円)も10月から常時提供。店頭やメニュー表には「メニューにないものでもお作りいたします」と提示しており、料理の種類だけではなく味や量の加減のリクエストにも応じる。「今まで受けた要望には、おにぎりやパスタなどがあった」と宮川さん。

 宮川さんは「要望は料理に限らず営業時間も柔軟に対応するので、ランチでの女子会などにも利用してほしい。事前に要望や予算額を教えていただけると、好きな食材やお酒を用意するなど、より満足度の高いサービスを提供できると思う」と話す。「開店する過程でこれまでの人生、いろいろな人に助けられてきたのを実感した。お客さま第一の姿勢を、ぶれずにこれからも続けていきたい」とも。

 営業時間は18時~23時。

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