宮崎の西諸地区で、サウナを生かした街づくりを目的とする「熱中サウナ研究会」(小林市駅南)が発足した。
テントサウナ後、「いろどりの里」の水風呂代わりの清流に浮かんで親交を深めるメンバー(画像提供=吉村秀昭さん)
6月11日には、清流サウナを運営する「いろどりの里」(小林市)で第1回会合が行われた。延岡市出身で、テレビ・ラジオパーソナリティーの木村つづくさんを招き、「サウナによる街づくり」をテーマにした講演を実施。その後、参加者はサウナに入り、サウナ後に食べる食事「サ飯」を楽しみながら交流を深めた。サウナを備える「いろどりの里」「かじかの湯」「美人の湯」(以上小林市)、「極楽温泉」(高原町)の4施設も参加した。
同研究会発起人の吉村秀昭さんは「行政は市区町村の区分けに縛られやすいため、こういった街づくりは民間が主体的にやっていくことが大事だと思う。サウナという切り口で広域の連携関係を構築し、それぞれのエリアの行政の賛同と支援を得ていくことで行政間での連携もスムーズになるはず」と話す。
次回の会合は8月を予定している。「年2回を目安に定期的に実施したい。今後はサウナ施設間の連携や、飲食店と共同して『サ飯』の開発も行っていきたい」と吉村さん。「サウナ好きで積極的に活動している方であれば誰でも研究会に受け入れたいと思う。県外の方も参加してほしい」とも。