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都城に「BEACON eco store」 客が持参した容器に量り売り、環境配慮

店主の川越幸子さん

店主の川越幸子さん

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 雑貨店「BEACON eco store(ビーコンエコストア)」(都城市中町)が市のチャレンジショップ内にオープンして2カ月がたった。

こだわりの商品が並ぶ店内。量り売りのため少量から購入できるのも魅力

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 日用品やエシカル雑貨を扱う同店。店主の川越幸子さんは「日常生活で出すごみの量が驚くほど多いことに気付き、環境問題について一歩踏み出してみると、できることややりたいことが増えていった。『ごみを減らしたい』『量り売りの店が近くにあったらいいのに』という思いから、開業を決意した」と話す。

 店内では「めんどりや」(都城市)の米や「KANSHA FARM」(鹿児島県)のパンケーキミックスなど近隣の生産者の商品や、フランス産のグルテンフリーのパスタ、オリーブオイルなど、オーガニック中心の食料品を用意。ほか、川越さんが主宰する環境団体「Beacon eco project(ビーコンエコプロジェクト)」の「ごみ拾い用竹トング」も並ぶ。川越さんは「生産工程や流通過程がしっかりしていて、体と地球に優しいものを中心に商品をそろえた」と話す。

 環境に配慮し量り売りを導入しているため、購入者は瓶やタッパーなどの容器を持参する必要があるが、容器がない場合は同店で洗浄・消毒した容器も準備している。川越さんは「環境への取り組みは袋1枚、ストロー1本からでもできる。小さなことからでも楽しんで取り組むことができれば、気持ちや行動は持続し広がっていく。当店が環境について考えるきっかけとなったら」と話す。

 営業時間は11時~16時。火曜・土曜定休。

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