障がいのある子どもを対象とした放課後等デイサービス「こどもプラス青島教室」(宮崎市青島西2、TEL 0985-78-2202)が、オープンして2カ月がたった。運営は「くろーばーライフ」(宮崎市)。
瓜生野の「こどもプラス宮崎教室」に続く2拠点目として4月1日にオープンした。宮崎教室では、プールや川遊び、工場見学といった校外活動を行ってきた。同社代表社員の原美千代さんは「児童クラブで12年働く中で、運動と集中力に深い関係があると気付いた。そこで当教室では、運動を伴う遊びが大脳活動の発達を促すことに着目した『運動療育プログラム』を実施している」と話す。青島教室では、屋内での跳び箱や縄跳びといった体を動かすプログラムをはじめ、工作なども行う。
青島を選んだのは、原さんの娘婿である田中智史さんが3月に1棟貸しのゲストハウスを含む複合施設を建てたことがきっかけ。教室は、同施設の1階部分にテナントとして入っている。原さんは「教室の設計も田中さんにお願いしている。間取りや収納、トイレといった水回りなど、設計段階から要望を聞いてもらい、理想の教室となった」と話す。
田中さんが手がける青島のフィットネスクラブ「サーフシティ宮崎」とも連携し、希望者の家族にサーフィン体験を提供する。原さんは「子どもたちの個性を第一にしながら、今後もプログラムを増やしていきたい。いずれは海が近い青島の地の利を生かした浜遊びも取り入れられたら」と話す。「見学は随時可能。子どもたちが安心でき、自分らしさを発揮できると感じてくれたら、利用してほしい」とも。
開校時間は平日=14時~17時30分、土曜・学校休校日=9時30分~16時。日曜・祝日定休。利用対象は、青島をはじめ、木花、本郷、久富、内海地区(要相談)などの近隣エリアに住む支援級および支援学校の生徒。