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宮崎に「食堂COVO」 牛ミスジのステーキや、田舎風パテなど用意

ドライフラワーオブジェ「植物図鑑」の前に立つ店主の石橋祐紀さん

ドライフラワーオブジェ「植物図鑑」の前に立つ店主の石橋祐紀さん

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 「食堂COVO(コーヴォ)」(宮崎市橘通東3、TEL 080-4281-9611)が3月14日、オープンした。

牛ミスジステーキ赤ワインソース

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 福岡出身で店主の石橋祐紀さんは、飲食業に携わり12年になる。十数年前、両親と共に福岡から宮崎に移住した。両親がその後、市内の日本料理店「き泉(「き」は七が3つ)」を営むようになり、石橋さんも料理人として働いたことが、自身でも店を持ちたいと思うきっかけになったという。石橋さんは福岡時代、和、洋食業界で7年修業。宮崎では「き泉」のほか西橘通りのイタリア料理店「ダイニングマーブル」でも経験を積んだ。石橋さんは「コロナ禍が続く今だからこそ、逆に動き出そうと独立を決意した。お客さまと会話ができる店を作ろうと考え、ライブ感を出すためキッチンを中央に、コの字型のカウンターの店にした」と話す。

 旬のものを使ったいろいろなメニューを出し、カジュアルな店を目指して店名に「食堂」をつけた。「COVO」は、イタリア語で隠れ家の意味で、狭い入り口から入ると奥に空間が広がる洞窟のような店を作ったという。花を使う料理が多いため、入り口には石橋さんが作った140センチ×140センチのドライフラワーオブジェ「植物図鑑」を展示する。

 料理メニューは20種。お勧めのメニューは、イチゴ、日向夏、マダイ、ハーブに、エディブルフラワーを飾った「本日のカルパッチョ」(900円)や、肩ロース、レバー、背脂といった3種の豚肉をミンチにして塩とスパイスで焼いた「田舎風パテ」(1,000円)、首から肩の希少部位の牛ミスジを使った「牛ミスジのステーキ赤ワインソース」(1,980円)などを提供する。パスタは、スペイン産の生ハムとフレッシュトマトを使いオリーブオイルで作る「生ハムとトマトのオイルパスタ」や、カキの出汁を使ってクリームを合わせ、レモンを使った「広島産カキのクリームパスタ」(以上1,500円)を用意する。ほか、コーンを敷いた「トウモロコシの炊き込みごはん」(1,500円)や「ホタルイカとイカスミの炊き込みごはん」(1,700円)なども用意する。

 ワインは、ナチュールワインを中心に40種を置く。一例に、インパクトのある絵柄で、果実味があり樽熟成のためオーク香を感じられる「フリークショウ」(1,100円)や、ナチュールワインで、丸みのある果実味と柑橘の酸、長熟由来の奥深さのある「クレマンダルザスマルクテンバ」(950円)などを用意する。

 石橋さんは「気軽に楽しんでいただける店にしたい。料理とワインのおいしい店として、一人で来ても安心してくつろげる店にしたい」と話す。

 席数は12席。営業時間は火~木・日曜=18時~24時(金・土曜は翌2時まで)。

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