平和台公園公園の駐車場で営業している移動販売店「ヤング食品」(宮崎市下北方町)が6月7日、閉店することが分かった。

名物ホットドッグ

　中原サチ子さんが店主として切り盛りする同店。同公園で1976（昭和51）年1月に開業した。ハムとキャベツのコールスローをふんだんに入れた名物のホットドッグ（280円）をはじめ、フランクフルト（250円）ややきいか、トウモロコシを販売してきた。現在は、仕入れの関係でホットドッグとフランクフルトのみを販売している。

　中原さんは「当店ではホットドッグでもウインナーではなくハムをはさんでお客さまに提供している。理由はキャベツをたくさん入れたいから。コロナ禍以前は、地域の方々だけでなく、海外の観光客にも人気だった」と話す。

　閉店の理由については「身体的に無理をする日も多くなったことに加え、物価高騰もあり、値段を上げたくないという思いが強かった。閉店の話を聞きつけ、宮崎市外からも足を運んでくださる人も多く、遠くから来てくださる皆さまのためにも、最後の日までなるべく休まずお客さまを出迎えたい」と笑顔で話す。

　営業時間は10時頃～18時頃（なくなり次第終了）。雨天時は店休。