宮崎市に居酒屋「炭焼酒場 酔らんねゑ」（宮崎市千草町2、TEL 0985-86-8751）がオープンして1カ月がたった。

「宮崎地頭鶏炭火焼」（1,628円）

　3月14日にオープンした同店。店主の長野良也さんは宮崎市内で飲食業に従事していたが、東京で飲食店を展開する「楽コーポレーション」に就職するため、30歳で上京。故郷である宮崎で居酒屋をオープンしたいという思いから、昨年9月にUターンした。長野さんは「宮崎が大好きなのでいつか戻りたいと考えていた。コロナ禍ではあったが、喜んでくれるお客さまの笑顔が励みになり、やっていけると確信した」と話す。

　店名は「東京と宮崎をつなぐ」という思いを込め、宮崎弁の「よらんね（立ち寄ってみないか）」に、東京で勤務していた店の名前に使われていた「ゑ」を足して付けた。店内は、開放的なカウンターと立体的な白い壁、威勢のよい接客が特徴で、非日常的な空間を目指したという。

　店の三大名物は、客の目の前で豪快に焼き上げる「宮崎地頭鶏炭火焼」（1,628円）、毎日継ぎ足して煮込む「肉じゃが」（748円）、その日仕入れた旬な魚を盛った「刺身盛り」（858円）。ほか、「チキン南蛮」や「冷汁」などの郷土料理なども用意する。コース料理にも対応する（飲み放題付き＝4,000円～6,000円）。ドリンクは、焼酎（440円～）や日本酒（550円～）、レモンを焼酎に1週間漬け込んだ「究極のレモンサワー」（550円）など、オリジナルドリンクも豊富にそろえる。

　長野さんは「繁華街の大通りからは少し離れているが、お客さまに気軽に立ち寄って楽しんでもらえる空間にしたい」と話す。

　営業時間は17時～24時。日曜定休。