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宮崎に総菜店「めじろぢゃ屋」 住民交流の場として地域サロンの役割も担う

店主の生嶋暁美さん(右)と利用者の方

店主の生嶋暁美さん(右)と利用者の方

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 総菜店「めじろぢゃ屋」(宮崎市丸山2、TEL 0985-71-0445)が、オープンして2カ月がたった。

豚コマバーグ

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 11月7日にオープンした同店。介護施設「新栄ひばり」施設長で店主の生嶋暁美さんが、30年来の友人と切り盛りする。以前の店舗の持ち主から「この場所を地域サロンとして活用してほしい」という依頼を受けた生嶋さん。「元々友人と総菜店を営むのが夢だった。今では周辺住民にも高齢者も増え、食事も作れない人も多いため、『地域サロンの総菜店』という位置付けの店をオープンできないかと思った。認知症の人の働く場所や、地域の人の居場所を作り、食を通じて住民の暮らしを豊かにしたいと開店に踏み切った」と話す。

 限られた資金の中、内装や看板を手作りし、昨年8月から開店準備を始めた。現在、2人の利用者に依頼し、施設から介護職員が1人ずつ付いて共に働いているという。

 総菜は、1人暮らしの高齢者も食べられる1人分の「日替わり惣菜(そうざい)」(1パック=120円)を用意。メニューは、「豚コマバーグ」「ししとうの肉まき」「しいたけオリーブ焼き」「サトイモコロッケ」「高菜油炒め」「キビナゴ酢づけ」「セロリのちぢみ」「クレソンの天ぷら」「タラコ焼きそば」「ギョロッケサラダ」など12、13種を用意する。

 おでんは、糸こん、大根、卵、牛すじ、軟骨、タケノコ、サトイモ、シラタキ、天ぷらなど10数種(各80円)。土曜限定で「マッシュルーム入り牛すじカレー」(420円)なども提供する。イートイン席も設ける。

 プチマルシェコーナーでは、ナス、イモ、レモン、トマト、ピーマン、ユズ、カブなど、農家から直接仕入れたものを販売する。価格は仕入れにより変動する。

 生嶋さんは「共に働く利用者の家族からは『以前は無表情だったが、最近は表情が出てきた。ここに来るようになって前向きな言葉を話すようになった』と喜ばれている。利用者も高齢者の方も、自分が老いることで落ち込んでしまう人は少なくないが、ここに来ることでその感情が少しでも和らぐとうれしい。今後はここで作った総菜をほかの地域にも販売していきたい」と話す。

 営業時間は11時~15時(売り切れ次第終了)。日曜・祝日定休。

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