立ち飲み居酒屋「スタンド トタン」(宮崎市上野町7、TEL 0985-40-1121)が、オープンして3カ月がたった。
店主の永尾健二さんは、文化ストリートのバー「Secret House(シークレットハウス)」(宮崎市橘通東3)のマスターで、今回が2店舗目の飲食店の開業となる。永尾さんは「現在37歳という年齢だからこそ、向こう見ずな勝負に出られる今のうちに出店したいという気持ちがあった」と話す。
店名の由来は、店の外装素材であるトタン板からきている。トタン板は上海やバリの工業地帯の一角といったインダストリアルながらもエネルギッシュな空気感を演出。一筆書きののれんが目印となっている。
メニューは鳥串、豚串(以上110円~)、一品料理、オリジナルカクテルや焼酎、ワインを用意する。看板メニューの「ワールド串」(120円~)は、鶏肉や豚肉を世界各国の食文化に合わせてスパイスで漬け込み、ハーブや調味料をあわせ、さまざまな国を想起させるメニュー。永尾さんは「胸身にショウガやジャークスパイスをあわせて『ジャマイカ串』に、トマトとチーズで『イタリア串』、トマトとスパイスを工夫して『メキシコ串』など、遊び心を大切にしたメニューにした。スパイスにあうジンやテキーラも用意しているので、一緒に飲むことでお酒の楽しみ方も知ってほしい」と話す。
「ニシタチは一つの店でずっと過ごす風潮が強いが、おもしろい店を飲み歩く動きのある街になってもらうにはどうしたらいいかと考えて、リーズナブルな価格設定で十分に楽しめるような立ち飲み屋を開くことにした。コロナで後ろ向きの話題になることも多い状況だからこそ、みんなが来たいと思えるような楽しめる場を作りたい」とも。
営業時間は16時~23時。日曜定休。