パン製造業の「カラープラス」(宮崎市鶴島2、TEL 0985-78-0755)が7月27日、「レンジでつくる国産米粉の蒸しパンミックス」を発売した。
同社の松本真哉さんが、コロナ禍で高まる「おうち時間」の充実に「親子で簡単に楽しい手作り体験を」と開発した。子どもでも楽しめるよう、作り方は松本さん自らが描いたイラストで説明。ユーチューブで松本さん親子が蒸しパンを作る説明動画も公開した。
圧力鍋のような構造の特殊な袋に、原料となる米粉が入っており、水を加え混ぜてから、電子レンジで温めるだけで本格的な蒸しパンを作ることができる。干しぶどうを入れるなどして、アレンジもできる。
松本さんは「パン事業を展開する中で、多くの子どもたちが小麦粉アレルギーに苦しんでいることを知り、蒸しパンはグルテンフリーの国産米粉を使おうと考えた。しかし、開発当初はなかなか膨らまず、60種類以上の米粉を試して、ようやく満足のいくものが完成した」と話す。
ラインアップは「九州プレーン味」(432円)、「宮崎黒ゴマ味」「宮崎紅茶味」(以上540円)の3種類。松本さんは「今後は、全国各地の食材を使ったフレーバー商品をラインアップに加え、各地で愛されるシリーズを展開していく。空港などでの取り扱いも目指す。宮崎発でも全国で愛されるブランドとして『こどもベーカリー』を育てていきたい」と話す。
販売は通販サイト「こどもベーカリー」などで行う。