宮崎県高鍋町の「創作鶏料理 嶋うた」(高鍋町北高鍋、TEL 0983-32-6070)が6月8日、ランチ営業を再開した。
東京ドーム4個分という広い山林に放し飼いで鶏を育てる「黒岩牧場」の鶏肉「黒岩土鶏」のみを使う同店。店主の嶋英樹さんは、福岡での飲食店勤務時代に「黒岩土鶏」に出合った。嶋さんは「『黒岩土鶏』は投薬もせず、120日~150日と時間をかけて育つ大きなフランス原産種の鶏。農場を訪れてその育成方法に感動し、興味を持った」と話す。同牧場の黒岩正志会長は「安心安全で健康な鶏の生育を心掛けており、鶏が自然な状態で生きるよう育成している」と言う。
ランチ営業を再開するのは2年ぶり。嶋さんは「夜間の営業が忙しく、仕込みの時間が取れなくなったためランチを休止していた。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、今後の飲食業界の状況を見越してランチを再開することにした」と話す。
ランチメニューは4種類。黒岩牧場の鶏卵にゴボウと無添加だしを合わせる「親子丼」(1,100円)、もも身と胸身のたたきに卵黄と特製しょうゆを絡める「ヅケ親子丼」、しっとりした胸身に旬のかんきつを使うタルタルソースがかかる「チキン南蛮」(以上1,200円)、高鍋町産のキャベツにメンチカツ2個などを盛った「土鶏メンチとササミの梅しそチーズカツセット」(1,000円)を用意する。いずれも、ご飯の大盛りやお代わりは無料。
嶋さんは「『親子丼』という言葉の響きも好きで、メニューに取り入れている。気軽に来店してほしい」と話す。
営業時間は、ランチ=平日11時30分~14時、ディナー=18時~22時30分(日曜・祝日=17時~21時30分)。月曜と第1・第3日曜定休。