
都城市立図書館(都城市中町、TEL0986-22-0239)1階ホールで8月9日、映像作家・アニメーターとして活動する福嶋颯汰さんの新作アニメーション「Liminal lights(リミナル ライツ)」の上映とトークイベントが開催される。
福嶋さんは宮崎出身で、県立佐土原高校の卒業生。現在は東京の映像制作会社「mimoid.inc」に所属する。デジタル技法のアニメーションで、MVやCMなどの映像出力を担当してきた。福嶋さんが手がける作品の特徴は「異国情緒やノスタルジー」で、高彩度で独特な配色による空気と湿度感、民間伝承や土着文化を独自に解釈した舞台設定が持ち味。「fusso(フッ素)」名義でも活動する。
同作品は、宮崎の高校生たちとのオンライン交流から着想を得て制作。当日は「『つくること』を仕事にしている人の考え方」などをテーマにトークを展開する。
同館スタジオチームの桑畑莉花さんは「地元の高校生に創作のきっかけになるような体験をしてもらいたいと企画した。夏休み期間は中高生の来館が多いが、さまざまな世代の人に福嶋さんとの交流で『つくること』を身近に感じてもらい、やってみたいことを見つけてほしい」と話す。
開催時間は14時~15時30分。入場無料。定員は60人。