
摘み取り観光農園「宮崎ブルーベリーの杜」(宮崎市細江、TEL 090-6349-7538)が6月11日にオープンした。
園主の飯田聡子さんと夫の剛さん、息子の托(ひろ)さんが3年ほどかけて6000平方メートルの農園でブルーベリーを栽培して準備してきた。鉢植えの「養液栽培技術」で、成長が早くなるというスポンジ状のアクアフォームを利用しているという。今年は約40種、700本が食べられる実を付ける予定。
糖度・酸味・ジューシーさなど異なる品種を1日約10種をそろえ、摘み取った果実を味わえる。時期で徐々に品種が変わり、初期は味のバランスがよく大きな「ジュエル」、香りが強くとろける食感という「オニール」、甘みの強い「ニューハノーバー」などをそろえる。「キングオブブルーベリー」と言われる「スパルタン」なども育成中。
聡子さんは「夏に摘み取りができるフルーツが少ないことや、『農業は社会貢献につながるのでは』と考えて開園に至った。開園日には複数のスタッフをそろえるので、話をしながら完熟ブルーベリーを食べ比べて好みの品種を見つけてほしい」と話す。「コンセプトは『ママに寄り添う農園』。ベビーカーが入れる広さもある。お子さまの夏休みの宿題にも活用してもらえたら」とも。
営業は水曜・土曜の9時~12時、13時~16時30分の2部制。入園料は、大人=2,200円、小・中学生=1,650円、5歳以上=1,100円、5歳未満無料。8月上旬までを予定。