
フルーツパーラー「漿果堂(しょうかどう)パーラー」(宮崎市広島2、TEL 0985-71-0280)がオープンして、3月2日で1カ月がたった。
「クリームやジェラートにも妥協しない」というパフェ(写真提供=漿果堂パーラー)
マネジャーの梅木秀章さんは大分出身。福岡や東京で飲食業に従事し、東京の卸売市場で宮崎食材の評価の高さを実感してきたという。その後、宮崎県民との出会いをきっかけに移住を決意。10年にわたり宮崎の飲食業界で経験を積んできた。梅木さんは「県内外の観光客に宮崎でのおいしい記憶を刻んでほしい」と開業を決意したという。店内はテーブル席24席を配置し、「ゆったりとした空間でくつろげる雰囲気」に仕上げた。
看板メニューは、宮崎産果物を使うパフェを中心に展開する。オープン時は、自ら食べ比べて魅了されたというイチゴの品種「ベリーポップはるひ」を使った「ロイヤルストロベリーパフェ」(2,300円)や「イチゴとピスタチオのカフェ」(2,200円)を提供。焼き菓子やコーヒー、紅茶なども取りそろえる。「イチゴはもうすぐ終了する。パフェに使う果物は、目でも楽しめ、音さえも聞こえてくるような、その時季で最もおいしいものを選ぶ」と梅木さん。夏季には、かき氷も提供予定。
店名の「漿果」は果物のみずみずしさを表す言葉。「宮崎で季節ごとに最高の果物を使い、その魅力を広く発信していきたい」という思いを込めた。梅木さんは「宮崎の食文化は重要な観光資源。フルーツパーラーを通じて食文化をプロデュースし、県内外に発信していきたい」と意気込む。「今後は宮崎の食材にさらにこだわり、新たな展開も視野に入れている。宮崎の魅力を伝える拠点にしたい」とも。
営業時間は11時30分~19時。水曜定休。