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宮崎の文芸誌「文学と汗」第2号が発刊 宮崎ゆかりのクリエーターが執筆

グンジキナミさん(ハコニワカフェにて)

グンジキナミさん(ハコニワカフェにて)

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 写真家のグンジキナミさんが編集・装丁などを手がける文芸誌「文学と汗」の第2号が5月18日、発刊された。

蔦屋書店高千穂通店の文学と汗が並ぶ特設コーナー(下段) 

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 宮崎にはカフェ文化があると感じ、いくつかのカフェを仕事場にするグンジさんは、そこで出合った演劇関係者、イラストレーター、シンガーや旧知の教師、養鶏場のオーナーなどに声を掛け、同誌を創刊。グンジさんは「コロナの流行で表現の場を失った表現者から短歌やエッセイ、小説などの文章、マンガ、イラストなどが寄稿された。一冊の本にすることでお互いが知り合い、協力し、文化レベルの底上げにつながると思った」と話す。

 昨年8月の創刊号は、県外からも反響が寄せられ第2号を待ち望む声が届いた。第2号はA5判、154ページで構成し、「他人事じゃない文学を、この街で」をコンセプトに14人の宮崎にゆかりのあるクリエーターが執筆。カバー写真はKoki Shioharaさんが担当した。執筆者の一人である「しんどう。」さんは「普段は演劇をしているが、表現の引き出しを増やしたいと思い『淡い別れと桜』について書いた。さまざまな作品から読者に自分の中の感情に気づいてほしい」と話す。現在、ポッドキャストでグンジさんと執筆陣の対談を配信中。蔦屋書店宮崎高千穂通店2階には現在特設コーナーが設置されている。

 創刊号・第2号共にオンラインストアで販売中。購入者には「特製しおり」を進呈する。発刊は不定期で、第3号は来年初旬頃を予定している。価格は1,500円。

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