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宮崎の生目古墳群で「THE遊古館DAY」 子ども向け歴史クイズ選手権も

参加を呼びかけるスタッフのみなさん

参加を呼びかけるスタッフのみなさん

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 イベント「THE遊古館DAY」が10月19日・20日の2日間、宮崎市の「生目の杜遊古館」(宮崎市大字跡江、TEL 0985-47-8001)で行われる。

館内に展示している「5号墳出土埴輪(はにわ)」

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 2009(平成21)年4月25日に開館し、今年10周年を迎えた同施設。2018(平成30)年5月に日本遺産に認定された「生目古墳群」に隣接し、イベントの開催期間中は史跡にちなんだ催しを多数企画する。

 19日にはトークイベント「端(はじ)っこの古墳文化を語る」を開催。鹿児島大学総合研究博物館教授の橋本達也さんによる講や、パネルディスカッションで、古墳と宮崎の文化について考える。入場無料。

 20日には、生目の杜遊古館と生目古墳群史跡公園で、子どもや家族向けの「生目古墳群DEフェスタR1」を開き、さまざまなイベントを用意する。

 「みやざき歴史キッズin生目」は、子ども向けの歴史クイズ大会。予選では参加者にペーパーテストを行い、決勝に進む7人を選出する。優勝者には特製トロフィーと図書カード2万円分を贈呈する。参加賞あり。宮崎県内の小学生が対象。要事前申し込み。

 「空から見る生目古墳群」では、高所作業車に乗り上空20メートルから古墳を見学することができ、「生目古墳群ミッションラリー~イキメノオオキミとクイズ対決~」では、生目古墳群を実際に歩くミッションラリーを行う。共に参加無料。

 「アイシングクッキー作り」では、「ヤミラ」さんの愛称で活動するおかし作り考古学者で料理研究家の下島綾美さんが来館。参加者と共にアイシングクッキー作りを行い、5号墳や遊古館と生目古墳群のキャラクターの「壺形ハニィ」などのクッキーを作る。参加費200円、エプロン持参。要事前申込。

 ほかにも土器パズルや塗り絵などを楽しめる「わくわく古代ランド」(入場無料)や、ビーズを使ったオリジナルの勾玉(まがたま)作りができる「まがたま工房 生目支店」(参加費160円)も開く。

 「いきめ古墳食堂」では、前方後円墳を模した「古墳カレー」や「古墳焼きそば」、「古墳クレープ」も提供予定。

 遊古館館長の永井淳生さんは「生目古墳群は、古墳時代前期に造られた100メートル以上の前方後円墳が3基ある。一つの古墳群内に3基継続して造られているものは珍しく、九州ではここだけ。古墳は通常、上空から見るには航空写真を撮影するしかないが、今回は高所作業車に乗り古墳を上から眺めることができる。他にもいろんな楽しいイベントがあるので、ぜひ遊びに来ていただきたい」と話す。

 「みやざき歴史キッズin生目」と「アイシングクッキー作り」の申し込みは、電話または市のホームページの申込フォームで受け付ける。10月15日まで。「端(はじ)っこの古墳文化を語る」の開催時間は13時~16時30分。「生目古墳群DEフェスタR1」はイベントにより開催時間が異なる。

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