薫製製品を販売する「燻製(くんせい)工房Yokoyama」(都城市乙房町、TEL 090-2507-8569)が10月5日、宮崎県都城市にオープンする。
写真手前左から「スモークチーズ」、「スモークチーズパテ」、写真奥が「Kaoruしょうゆ」
店主の横山ルミさんが手掛けるオリジナルの薫製製品を販売する。横山さんは約5年前から趣味で薫製を始め、知人などに振る舞うと「購入したい」と好評だったことから、営業許可を取得。地元のスーパーに卸したり、イベント出店を行ったり地道に販路を拡大しながら、徐々にファンを増やしていった。
販売する製品は横山さんが試作を重ねて商品化に至ったものばかり。一般的に使われるサクラの木ではなく、クルミの木のチップをベースに薫製する。横山さんは「クルミの木のチップを使うことで、まろやかで上品な味に仕上がる。薫製は奥の深い料理。素材は何を使うか、どんなチップを使うかで味や香りが全く異なる。試行錯誤しながら自分が納得のいくものを追求した」と話す。
現在取りそろえるのは、子どもやチーズが苦手な人にも好評という看板商品の「スモークチーズ」(170グラム=950円)、スモークチーズとドライソーセージをかくはんした「スモークチーズパテ」(100グラム=1,300円)、都城産の甘口しょうゆを2種類のチップをブレンドしてスモークした「Kaoruしょうゆ」(100ミリリットル=1,100円)の3つ。横山さんは「素材の味とスモークの香りのどちらも楽しめるよう、味と香りのバランスにこだわって製品作りに向き合っている」と話す。
「いつか工房を備え、店舗という形にしたいと思っていた。イベントはお客さまから直接『このように食べている』と感想を聞くことができる貴重な機会だが、店を構えることでより多くの方とコミュニケーションを取っていきたい」と横山さん。「オープン初日の5日と6日は各商品50個ずつ2割引きで販売するので、この機会に味わってみてほしい」とも。
営業日は火曜・金曜・土曜。営業時間は11時~17時。